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IIJがパブリックDNSサービスの提供を始めたそうです [通信・ネット関係]

IIJ(インターネットイニシアティブ)が国内では初となるパブリックDNSサービスの提供を始めたそうです。「IIJ Public DNSサービス(ベータ版)」という名称で5/8から提供が始まっています。


実はIIJのDNSサーバーは以前(6年程前まで)公開していたわけではありませんが所謂「オープンリゾルバ」という状態でIIJの利用者ではなくても誰でも利用できる状態でした。当時は同様なDNSサーバーが他にも色々あったようですが、「オープンリゾルバ」が「DNS amp」という攻撃に使われる危険性が無視できない問題として認識されるようになり、外部のアクセスから遮断する動きが広がったということのようです。

今回パブリックDNSサービスとして公開するにあたっては「DNS over TLS (DoT)」、「DNS over HTTPS (DoH)」といったDNSサーバとの通信を暗号化する技術を使っているそうです。「ベータ版」とされているように、DoT/DoHに関する知見の蒐集やDNSサーバーの運用ノウハウ蓄積等を目的とした「試験サービス」としての提供とのことで、2022年3月末までの期間限定での提供とされており、その後どうなるか(無償継続されるのか、有料化されるのか)といったことについては現時点で不明です。

無料で利用できるパブリックDNSとしては「8.8.8.8」の Googl Public DNS や、昨年サービスが始まった「1.1.1.1」のCloudflareが有名です。Cloudflareのサービスについては「こちら」の記事でも触れているのでよろしければ併せてご覧下さい。DoTについてはGoogle、Cloudflare共に利用可、DoHについてはCloudflareでは利用可、Googleは目下テスト中となっているようです。


「IIJ Public DNSサービス(ベータ版)」の設定方法については以下のリンクを参照ください。Andoroid 9とFirefoxでの設定例も載っています。尚、従来のUDPを使ったDNSの問い合わせは使えないそうです。


ただ、試験サービスということもあって個人が特定できない形でのデータ蒐集と利用が表明されており、Cloudflareのような第三者の監査を受けるというようなことは書かれていませんので敢えて使うほどのことはないかなとも思いますが。常に利用可能であるとも限らないとも書かれていますしね・・・。




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ゆうちょPayにも登録してはみましたが・・・。 [その他]

QRコード決済が一気に普及してきていますね。ただ毎度の勢力争いなのでしょうがちょっと種類が増えすぎです。スマホアプリになっているので実物カードの様に場所を取るわけではありませんが、できるだけ規格などを統一するようにして利用者の利便性をもっと考えるようにして欲しいものです。そんな中新たなQRコード決済サービスの一つとして「ゆうちょPay」なるサービスも登場してきました。ゆうちょ銀行が主体ということであまりろくな結末を迎えそうな気はしませんが・・・。

ゆうちょPayの開発元はGMOペイメントゲートウェイなのだそうです。このため同じ仕組みで同社が決済サービスを提供している「銀行Pay」との連携が可能とのことですが、現在のところ銀行Payも導入している銀行がりそなグループの他は極一部の地銀に留まっています。

QRコードの読み取り方式は先行しているPayPayと同じくユーザーがスマホアプリ上に表示させたQRコードを店舗側がレジ設備なで読み取るパターン(ストアスキャン方式)と、ユーザーがレジ横などに印刷して掲示されているQRコードを読み取るパターン(ユーザースキャン方式)の2種類となっています。ユーザースキャン方式が店舗側としては特別決済端末を用意しなくても導入できるメリットがあるものの利用者側から見ればやや煩雑になってしまうのも同じです。

決済方法は「デビットカード」と同様にゆうちょPayでの決済があると即座に預金口座から引き落とされるという仕組みです。その当のデビットカードを提供している日本電子決済推進機構(J-Debit)というところはこれとは別に「Bank Pay」というスマホ決済サービスの開始を予定しているそうです。更にはみずほ主体の「J-Coin Pay」というものもありますがかなり苦戦しているようです。もう何が何やら・・・(苦笑)。ただ、Bank Pay陣営には3メガバンクが参加予定らしいので銀行系QRコード決済サービスが残るとしたら主流はこちらになるんじゃないかと思います。


普及するかどうかはともかく現在は「ゆうちょPay デビューキャンペーン」というキャンペーンが行われているので取りあえずゆうちょPayにも登録してみることにしました。ちなみにこのキャンペーンは登録人数が100万人に達した時点で終了されるとのことです。(キャンペーン開始から2週間近く経った今でもまだ終了する気配はないのですけどね。)

登録は以下のリンクの手順に従って行っていくことになります。


流れとしては、
   ① スマホにアプリをインストール
   ② メールアドレス登録
   ③ メールで送付されてきた確認コードをアプリに入力
   ④ アカウント情報入力(氏名・生年月日等)
   ⑤ 口座情報設定(キャッシュカードの番号を入力)
   ⑥ キャッシュカード暗証番号入力
   ⑦ 内容を確認して申込
となります。

iOS版のアプリは下のバナーをクリックして頂くかApp Storeの検索で「ゆうちょPay」と入力すればすぐに見つかります。(登録・利用は無料)それにしても温泉か銭湯のようなアプリのアイコンですね・・・。


5/8の登録開始初日には「佐々木」や「〇〇奈々」といった「々」の踊り字と呼ばれる文字が名前に入っている方がアカウント登録時にエラーが出て先に進めないといった事態が起きてちょっとした話題になっていました。どうやらAndroid版のアプリのみで発生していたようですが、現在は修正されているとのことです。

口座情報の設定まではわりとスムーズに進めることができたのですが、ここで問題が発生。。。利用登録作業中に4桁のキャッシュカード暗証番号の入力を求められたのですが、ゆうちょ銀行のATMはもう長いこと使っていなかったので完全に失念してしまっており、キャッシュカードが「T062G43W」というエラー番号を出してロックされてしまったのです。「FAQ」によるとこのエラー番号は暗証番号の複数回の入力失敗が原因となってキャッシュカードがロックされてしまったことを示しているそうです。「複数回」とは言ってもゆうちょの場合たった3回間違えただけでアウトなのですよね。一度目にエラーが出た際に入力ミスかな?と同じ番号をもう一度打ち直したら後一回しか試すことができません。ちょっと厳しすぎるんじゃないかとは思いますが文句を言ったところでどうにもなりません。
  
<画像:ゆうちょ銀行
仕方ないので郵便局に行って事情を説明したところ右の「暗証番号誤回数消去請求書」なる用紙に記入するよう言われました。尚、手続きを行うためにはキャッシュカードと本人確認書類(免許証等)、印鑑を持参する必要があります。
ロックの解除だけなら下の欄の「区分」の「①暗証番号」のところにチェックを入れて提出すればその場でロック解除手続きをしてくれます。その際3回までならその場でまた暗証番号を試させてくれると思いますが、完全に番号を忘れている場合は「②暗証番号照会」にもチェックして提出することで後日(1週間程度かかります)簡易書留にて郵送してくれます。それにしてもキャッシュカードは指静脈認証、Webのゆうちょダイレクトはトークンのワンタイムパスワードとしているのに今更4桁の暗証番号が必要になるとは思いませんでした・・・。結局キャッシュカード暗証番号を登録したときの控えは捨ててしまっていたようです。

yp01.jpgiOS版は登録が完了したらすぐにFace ID・Touch IDでの認証ができるようにしておいた方がよいです。ゆうちょPayアプリの立ち上げ時や支払時にいちいち取引暗証番号を入力する手間を省くことができるようになります。
設定はゆうちょPayアプリを立ち上げたら左上隅のメニューを開き「設定」から一番下にある「Touch ID(Face ID)の設定」をタップしてスライダを右に動かすだけです。

また現在は引き下げられていますが、登録した当時は利用限度額が1日あたり10万円、1ヶ月辺り50万円とかなり高額な初期設定となっていました。これはかなり苦情があったので無いかと思います。確認しておかないと危険ですね。


さて、5日ほどで照会していた暗証番号も無事届いてなんとか使えるようにはなったわけですが、正直言ってかなり使い勝手が悪いと言わざるを得ないと思います。

まずゆうちょPayを利用するメリットですが、
 ・ スマホとゆうちょ銀行に口座があればよく、クレジットカードのような審査はない。
 ・ 利用者側は決済手数料無料(他社もほぼ同様)。
 ・ デビットカードと同様に支払った額が即時に口座から引き落とされる。
 ・ ゆうちょ口座から現金を引き出すことのできる「キャッシュアウト機能」。
   (但し現状利用できるのは東急電鉄の券売機くらいです。)
支払いはその場で完結させたい(後日の請求は嫌だ)、クレジットカードの利用が嫌だという方には利用価値はあるでしょう。また、キャッシュアウトが全国で利用できるようになれば悪くはないかも知れません。

次にデメリットの方ですが・・・少なくとも今の段階ではこちらの方が大きいようにしか思えません。
 ・ ゆうちょ口座残高内での利用しかできないのにアプリ上で現在の口座残高がわからない。
     口座残高の照会には別途下の「ゆうちょダイレクト残高照会アプリ」を使う必要があるそうです。
     
 ・ ポイントの還元等はありません。支払い元としてクレジットカード等を指定することも出来ません。
 ・ 利用可能な場所がかなり限定されています。
     現状一部のドラッグストア、家電量販店くらいでしか利用できません。また、驚いたことにゆう       ちょ銀行のサービスなのに郵便局で切手の購入や小包配送代金の支払いに利用することができませ      ん。郵便局で利用できるようにする予定はあるそうですが、どうやら2020年の5月頃までに・・・
     ということのようです。なんとものんびりした話ですね・・・。コンビニも導入が予定されている
     のがポプラのみとどうにもやる気が感じられません。
 ・ 利用限度額変更の変更が非常に面倒。
     上でも触れた通り、サービス開始当初はなんと1日あたり10万円、1ヶ月辺り50万円とかなり高額
     な初期設定になっていました。現在の初期設定額は1日あたり・1ヶ月あたり共に3万円に引き下げ
     られています。サービス開始当初はアプリ内だけで利用限度額の変更は完結していたのですが、初
     期設定金額の変更に伴ってまずアプリ内の問い合わせフォームから限度額引き上げの申請を行い、
     「簡易書留で」送られてくるパスワードを添えて再度アプリの問い合わせフォームから申請しなく
     てはならないというとんでもなく手間と時間の掛かる方法にされています。大きな買い物をする為
     に一時的に限度額を引き上げ、利用した後は安全の為に引き下げておくといった使い方はこの状態
     では非現実的でしょう。

尚、ゆうちょPayの利用停止には郵便局の窓口に赴いて「即時振替サービス廃止届」を提出することが必要です。アプリ削除だけでは利用停止したことにはなりません。


PayPayやLINE Payなどのように大々的な販促キャンペーンを行えとは言いませんが、後発なうえにポイント還元が皆無というのではちょっと日常的に利用する人を増やすのは無理かなと思います。とにかく利用できる場所を増やすこととキャッシュアウトが全国で利用できる様なることが鍵でしょうね。


QRコード決済の規格自体を統一しようという動きは一応あるようです。先日「JPQR」という統一規格の実証実験が始まることがアナウンスされました。総務省所管、凸版印刷主導でPayPay、LINE Pay、Origami Pay、メルペイ、NTTドコモの「d払い」にKDDIの「au Pay」、ゆうちょ銀行、みずほ銀行、福岡銀行の傘下が表明されており、主立った規格が全て参加している形になっています。加盟店側としては導入に掛かる手間やコストがかなり削減できるようになる可能性がありますが、利用者側としてはどうでしょうね。アプリ自体を統一してしまうと手数料をどう配分するかという問題が出てきそうなので結局色々なアプリを切り替えて使わなければならないというのは変わらないかも知れません。



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余っていた昔の年賀葉書などを郵便局に行ってレターパックに交換してきました。 [その他]

この頃葉書などの郵便物を送るのに必要な切手の額がよく変わりますね。古い年賀葉書などは不足分の切手を貼ってやれば出すことは出来るのでそのままでも懸賞応募などには十分使えるのですが、最近では懸賞なんかもネット応募で済むケースがほとんどなのでめっきり葉書自体使う事が少なくなってしまいました。

そんな中机の引き出しを整理しているとかなりの枚数の未使用年賀葉書が出てきました(中にはそれこそ使う事が無くなった往復葉書なんかもありました)。実はこうした未使用の古い年賀葉書などは所定の手数料を払うことで切手やレターパックなどに交換してもらう事ができます。置いておいてもどうせ今後使う事もないだろうというこどで郵便局に持っていってレターパックに交換してもらうことにしました。

レターパックには360円の「レターパックライト」と510円の「レターパックプラス」の2種があります。それぞれの差異とクリックポストの比較については以下の表をご参照下さい。また、クリックポストについては「こちらの記事」も併せてご覧頂ければ幸いです。

各郵送手段の比較
レターパックプラス レターパックライト クリックポスト
料金 全国一律 510円 全国一律 360円 全国一律 185円
追跡
ポスト投函
集荷依頼 △(電話のみ)
受け渡し 対面(受領印又は署名) ポスト投函 ポスト投函
サイズ 340x248mm
(A4ファイルサイズ)
340x248mm
(A4ファイルサイズ)
長さ 140~340mm
幅  90~250mm
重量 4kg以内 4kg以内 1kg以内
厚さ A4サイズ・4kg以内なら
3cmを越えてもよい
3cm以内 3cm以内
信書発送
損害賠償
※ いずれも現金の送付は不可

レターパックプラスのメリットはなんと言っても「A4サイズ・4kg以内であれば3cm以上の厚さになってもよい」という点です。段ボールほどしっかり保護されなくても壊れる心配のない物などの場合はゆうパックよりも割安な料金で送ることが出来る可能性があります。(但し封が出来ない場合や切って加工することはNGです。)


交換に必要な手数料は差し出す葉書1枚につき5円でした。(往復葉書の手数料はしっかり10円取られていましたが。)葉書の切手額面金額を考えると安いとは言えませんが、使わないまま放っておいたり捨ててしまうよりはよほどましでしょう。また、この手数料は差し出した葉書の額面総額から差し引いて貰うことが可能なようです。(一旦一部を切手に交換して貰ってそれを手数料に充てるという処理になっていました。)

レターパック以外にも各種切手や「スマートレター」などと交換してもらうことも可能です。まあこんな方法もありますよということで。



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サラウンドスピーカーをONKYO D-309Mに入れ替えて7.1chのホームシアター環境にアップグレードしました。 [AV機器]

AVアンプをMarantzのNR-1608に入れ替え、フロントスピーカにDaliのZENSOR 3、センタースピーカーにZENSOR VOKAL、サブウーファーをFOSTEX PM-SUB8としてリアサラウンドには以前使っていたONKYOのD-108Mを設置して5.1chの環境を整えてから1年少し経ちましたが、サラウンドスピーカーもD-108Mからもう少しアップグレードしたいと思って時々物色していました。

天吊りか壁面取り付けとしたかったので60mmピッチのスピーカーブラケット取付穴のあることを必須条件としたのでこれだけでかなり対象機種が絞られてしまいます。取り付け穴のない機種に鬼目ナットを埋め込んだりして取り付けている方も居られますがやはりちょっとスピーカー本体に穴を開けてしまうのには抵抗があるのですよね。また、天井や壁面近くに取り付けることになると思うので背面バスレフタイプのスピーカーは避ける事とし、新品には拘らず状態に問題がなさそうであれば中古も視野に入れていきます。(煙草の臭いが付いているようなものはヤニの影響も気になるので勘弁ですが。)

そんな中条件にぴったりなONKYO D-309Mのかなり状態の良さそうなものがヤフオク!で出品されていたので落としてみました。当初はD-108Mと入れ替えて5.1ch環境のアップグレードとするつもりでしたが余ったD-108Mをサラウンドに仮設置して7.1chにしてみたところより臨場感が増してこれがなかなか良く、どうせならと結局もう1ペア購入してしまいました。(後で購入したペアが展示品でメーカー保証も有効という出物であったこともあります。)ウォルナット調とピアノブラックとなって色違いになってしまう点については視点より上に設置するのでほとんど視野に入ることはなかろうという事で妥協しましたが、ウォルナット調の方もかなり深い色合いだったので特に気にするほどでもなかったかなと思います。違和感も生じていませんしね。

309n-1.jpg
ONKYO D-309Mの主な仕様

 ●  周波数特性   / 90Hz~100kHz
 ●  入力感度    / 85dB/W/m
 ●  インピーダンス / 6Ω
 ●  最大入力    / 80W
 ●  クロスオーバー / 2.5kHz
 ●  ユニット構成  / 10cm N-OMFコーンx1
            3cmリングツィーターx1
 ●  外形寸法    / 143×245×165 (mm)
 ●  質量      / 2.8kg(1本)

周波数特性から見ても低音にはあまり期待出来ませんが、元々低音部はサブウーファーに任せるつもりなので問題ありません。D-309Mは既に製造・販売終了となっているのでもし入手したいのならばオークションなどで中古品やアウトレット品を探す必要があります。後継機としてネットワーク回路の改良などが行われた下記の「D-309XM」が発売されているのでそちらを選ぶ手もありますが値段は上がってしまっていますね。

ONKYO D-309XM 2ウェイスピーカーシステム (1台) ブラック D-309XM(B) 【国内正規品】

ONKYO D-309XM 2ウェイスピーカーシステム (1台) ブラック D-309XM(B) 【国内正規品】

  • 出版社/メーカー: オンキヨー(Onkyo)
  • メディア: エレクトロニクス
若干の使用感こそあるものの状態は非常に良好でした。スピーカー背面は壁掛用の金具とスピーカーブラケット取付用の60mmピッチの穴(取り付け穴は底面にもあります。)が空いています。密閉型なので設置する時に特に背面スペースを気にする必要はありません。スピーカーターミナルもバナナプラグ対応の金メッキが施された真鍮削り出しのもので非常にしっかりしたものが使われています。

309n-2a.jpg
とりあえず音出しチェックとしてフロントに使っているZENSOR 3と入れ替えて鳴らしてみましたが、さすがに比較にはなりませんね。筐体の容量やコーンの大きさ自体に差があるのでやむを得ませんが特に低音部の弦楽器の再現性などに明瞭な差があります。とはいえ中高域部の再現性はなかなかのもの。女性ボーカルの伸びなどは悪くありません。サイズ的にも重量的にもやはりこの辺りのクラスがサラウンドスピーカーとして使用するにはぴったりかなと思います。

309n-3a.jpgこちらはサラウンド用にブラケットを使って設置したピアノブラックモデルです。天井が所謂石膏ボードで吊り下げると危険なので壁面固定としました。設置には以前D-108Mの取り付けに使用していた「DENONのASG-10」というスピーカーブラケットを流用したのですが、正直このブラケットはあまりお勧めできません。2台セットで割と手頃な価格で入手することが可能で金具としての強度は十分なのですが、如何せん角度の固定機構に問題があります。クランプを締め付けて角度と方向を固定するようになっているのですが、このクランプ、どういう構造になっているのか一旦緩めすぎてしまうとしっかりと固定できなくなってしまいます。(確かに説明書にはその点の注意が書かれていたのですが、なにぶん随分前に購入したもののため完全に失念していました。)とりあえずなんとか無理やり締め付けて固定しましたが地震などがあった場合に危なそうなので壁掛金具にワイヤーを通して天井付近からも引っ張っておくことにしました。

なので上記のDENONのものよりはやや値が張りますが、天吊りや壁面に固定するのならば下記のONKYO製の「TK-L70」というブラケットをお勧めしておきます。こちらの方がより安心感を得られるでしょう。

ONKYO TK-L70 スピーカーブラケット (1台) ホワイト TK-L70(W) 【国内正規品】

ONKYO TK-L70 スピーカーブラケット (1台) ホワイト TK-L70(W) 【国内正規品】

  • 出版社/メーカー: オンキヨー(Onkyo)
  • メディア: エレクトロニクス
設置が済んだら取りあえずNR-1608に付属の測定用マイクを接続して「Audyssey」という自動音場補正機能を使って設定値の見当を付け、実際に聴きながら微調整してやりました。鳥が鳴いたり雨戸が風でガタガタいったり生活音が入ったりとなかなか完全に静かな環境で測定するというのも難しいのですよね。

これで5.1chの環境から7.1chの視聴環境にアップグレードすることができました。ただ最近はApple TVのiTunes VideoにせよFire TVのPrime Videoにせよ配信でDolby Atmosに対応した作品も増えてきているので、7.1chのシステムをやめてDolby Atmos向けにサラウンドバックのスピーカーをフロントハイトに設置し直して5.1.2のシステム構成に変えた方がいいのかなとも思案中です。



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The Witcher 3: Wild Hunt に嵌まりました [ゲーム]

本当に今更なのですが The Witcher 3: Wild Hunt にすっかり嵌まってしまいました。評判がとても高いのは以前から知っていて少し前のSteamのセールでPC用のGOTY版(Game Of The Year Edition)を買ってはいたのですがあまりゲーム自体しなくなっていることもあって買ったことで満足して放置していました。GWにちょっとやってみるかと手を出してみたところすっかり虜になってしまったというわけです。

The Witcher 3自体発売されたのが2015年の5月ともう4年も前のゲームなのですが2度の大型DLCが追加されました。現在はGOTY版として発売後に発表されたDLCが全て含まれたバージョンを格安で購入することができるようになっています。プラットフォームもPC版の他PlayStation4やXbox Oneなどが用意されており、海外のゲームだけに色々とエグい描写もあるのですがとにかくストーリーが非常に練られていてボリュームがとんでもない量です。クリアできるのがいつになるのか全く分かりません。

ポーランドのファンタジー作家であるアンドレイ・サプコフスキ氏原作の小説を原作としたシリーズ物ですが、私のようにいきなり3作目からプレイしても問題なくストーリーを追っていけると思います。(過去からの繋がりが覗える描写はそこかしこに出ては来ますが。)中世辺りの時代背景に剣と魔法のある架空世界を舞台とした世界観になっていて、魔女が迫害されていたり(妖婆という恐ろしい魔女もいますが)エルフやドワーフといった種族が居たりグールや幽鬼などの魔物が居たりと正に王道と言えるRPGです。



グラフィックは上のトレーラー集を見て頂ければ分かるとおり非常に高品質です。ムービーだけでなくオープンワールドの中をこのレベルのグラフィックでプレイできるというのだから驚きです。数年前のゲームであるからかGTX1070とちょっと前のGPUでも4K解像度下でとても快適なプレイができています(髪の毛の表現だったりと完全な最高設定にこそしていませんが)。

道中では選択肢次第で結構物語の方向が変わったり派生クエストが発生したりといったこともあるので緊張感もあっていいですね。基本的にはお使いクエストが多いので面倒くさがりの人には苦痛になる部分もあるかも知れませんが。

まだプレイをしたことがないけど興味を持たれた方、このゲームは自信を持ってお勧めできますよ。基本的にいつでもセーブして中断はできますがプレイ時間はかなりのものになると思いますけどね。




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AUKEY のスマホ用カメラレンズ「PL-WD06」を使ってみました [ガジェット]

AUKEYのスマホ用カメラレンズを購入しました。スマホの背面カメラ部分に取り付けて使う製品です。
まず最初に注意点として挙げておきますが、こちらの製品はiPhone 8やiPhone XRなど「シングルカメラレンズ」での使用を想定して作られた製品です。iPhone XsやiPhone 8 Plusなど「デュアルカメラレンズ」の製品では上手く撮影出来ないかも知れません。(取り付けに注意すれば一応は使えるようです。)また、レンズを取り付けた状態ではフラッシュの使用はやめた方がいいでしょう。

AUKEY は中国・深圳の会社です。品質もなかなかで、ANKERと並んで充電器やケーブル類などスマホ用アクセサリーの分野ではかなりメジャーな存在になっています。2年間の製品保証がついており、サポートの評判は上々のようです。AUKEYの製品で何か気になっている製品がある方は時々「 公式ブログ 」をチェックしておくと良いことがあるかも知れません。(不定期でクーポンなどが配られています。)

紙製の簡素なパッケージを開けるとセミハードケースが現れ、中に全てのパーツが格納されています。
ケースは付属のカラビナで鞄やジーンズのベルト通しなどにぶら下げることができるようになっていますが、正直言ってこの付属しているカラビナはかなりいい加減なもの(強度的に)なのでこれだけはモンベルなどの山道具屋に行ってまともな物に代えた方が良いと思います。

plwd06-1a.jpg
レンズは下の写真の様に分解することができます。広角レンズとして使いたい場合は全てのレンズを取り付け、マクロレンズとして使用する場合にはベースに近い小型のレンズのみを取り付けます。倍率は広角が0.45倍で画角が120°、マクロが15倍、レンズのガワは金属製なので強度的にもしっかりしたものになっています。

plwd06-2.jpg
iPhone 8に取り付けてみた状態です。写真の通り存在感が凄いです。レンズとスマホとはクリップで挟むだけなので着脱はとても簡単です。それでいて使用中に外れてしまうようなことはまずないでしょう。注意点としては取り付けるときにきちんとスマホのレンズとPL-WD06のレンズの中心を合わせること。

plwd06-3.jpg
広角レンズとして使用してみた様子です。左がiPhone 8の標準カメラ、右がPL-WD06を取り付けた状態で撮影してみた結果です。容量節約のため画質はかなり落としているので画角のみ参考にしてください。所謂「ケラレ」は出ませんでしたが、若干周辺部の光量低下があるようです。また、右側の写真下部の様に両サイドに「流れ」と歪みが出ています。この辺りはさすがに高価な一眼レフカメラのレンズとは比べるべくもありませんが、実売3000円程度の格安レンズですし簡単に集合写真を撮ったり旅行して少しでも広い範囲を残しておきたい時などに使う位なら十分アリかなと思います。流れに関してはレンズ位置の微調整で少しは改善できる可能性はありますがなかなかシビアです。

plwd06-4a.jpg

私が主に使いたかったマクロレンズとして使用してみた様子です。同じく左がiPhone 8の標準カメラ、右がPL-WD06を取り付けた状態でズームは使わずピントの合わせられる範囲でギリギリまで近付けて撮影してみた結果です。PL-WD06を取り付けた状態ではフラッシュは使えませんので、明るく撮影するには横からライトを当てるなど工夫が必要です。かなり細部まで確認出来る様になっているのが分かると思います。

plwd06-5.jpg
マクロレンズを取り付けた状態で花も撮影してみました。チューリップの花粉の粒状感までしっかりと写っています。また右の写真の様にピント外の周辺部に良い感じのボケも出ていました。

plwd06-6a.jpg
個人的には広角レンズの方は今ひとつに感じましたがマクロレンズはなかなかに優秀なのではないかと思います。冒頭の方で触れたカラビナだけは買い換えた方がいいと思いますがとても安価な割にレンズ本体は意外にもしっかりした作りですし、一つ持っていると結構遊べますよ。ケースに入れて持ち歩かなくてもレンズの裏蓋も付属しているので、クリップとレンズをポケットに入れておいて使いたいときにさっと組み立てるということもできますし。




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11インチのiPad Pro 2018年モデルの強制再起動方法をメモ [Apple 製品関連]

スリープに移行してしばらくしてからまた使おうとしたところスリープ状態の解除が出来ず、電源ボタンを押しても画面が真っ暗なまま全く無反応になってしまい焦りました。iPad Proの2018年モデルでは以前のものと再起動方法が変わっています。同じような事があった時の為にメモとして残しておくことにします。

まず通常時の再起動方法(Face ID付きモデル)。
 1. iPad上部の電源ボタンと右辺にある上下いずれかの音量調節ボタンを画面にスライダが表示されるまで
   押し続ける。
 2. スライダが表示されたら右方向へドラッグしてデバイスの電源を完全に切る。
 3. iPadの電源が切れたら上部の電源ボタンを Apple ロゴが表示されるまで押し続ける。
 4. 起動したらパスコードを入力すればOK。

次に非常時。(今回のように全く無反応になってしまった場合)
 1. 音量を上げるボタンを押してすぐに放す。
 2. 音量を下げるボタンを押してすぐに放す。
 3. デバイスが再起動するまで電源ボタンを押し続ける。

以下のリンクに他にも起動途中でフリーズしてしまう場合などの対処法が書かれています。


とにかく無事再起動できてホッとしました。




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とうとう Amazon Prime が値上げに [その他]

とうとう Amazon Prime が値上げが行われました。4/12付で年会費が税込で従来の3,900円から4,900円、月会費が400円から500円に改定されています。今から申し込む場合は予告期間などは無く即時新価格が適用されます。既存会員は5月17日以降の「請求」分から新価格が適用され、年会費で支払い済み残存期間がある場合は次回の更新時に新価格が適用されることになります。


ただ、日本でAmazon Primeの会費を引き上げるのは2007年に導入されて以来初めてとのことですし、個人的には年間1,000円の値上げで済んで取りあえずよかったなと思います。米国では2014年に年会費を49ドルから99ドル、続いて2018年5月にも99ドルから119ドルに値上げされており、サービス内容の違いはあるだろうとは言え日米価格差がかなり開いていましたし。


今更ですがAmazon Primeに加入すると以下の様な特典を受けることができます。

 ・「お急ぎ便」「日時指定便」の配送料が無料に
    「Prime」マークの付いた商品に限られますがこれだけでも利用頻度の高い方には十分な恩恵が得ら
     れます。ただ、「お急ぎ便」は高確率で「デリバリープロパイダ」扱いになると思われるので要注
     意です。
 ・Prime Video
     Amazonオリジナル作品に加えて映画、ドラマ、バラエティ、アニメなど和洋問わずかなりの本数
     を観る事が出来ます。オリジナル作品は「トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン」
     「ホームカミング」を観てみましたがどちらもとても良く出来ていました。続編にも期待したいと
     ころです。
 ・Prime Music
     「Amazon Music Unlimited」に比べると100万曲と少ないのは確かなのですが、意外に色々な曲
     を聴くことができます。アルバムは多くはないもののQueenやPink Floyd、大貫妙子、椎名林檎、
     ブレードランナーやラ・ラ・ランドのサントラなどもあるので結構利用させて頂いています。
     Amazon echoシリーズ を買うと割引プランを利用することができます。
 ・Prime Reading
     小説や雑誌、コミックなど買ってまでは・・・と思っていたものも結構読めるのでこちらも重宝し
     ています。特に雑誌はかなり新しいものも読めてiPadのKindleアプリの使い勝手も悪くないです。
 ・Amazon Photos
     スマホやPCなどの写真とビデオをバックアップ、整理、共有することができます。写真は容量無
     制限、ビデオは5GB分まで保存可能です。
 ・Twitch Prime
     Twitch視聴時の広告が表示されなくなったりゲームのプレゼントがあったりするそうです。また、
     現在はNintendo Switch Onlineが最大12ヶ月分無料で利用できたりするそうです。

Prime Video、Prime Music、Prime Readingは定期的に入れ替えがありますので見たいものは早めに見ておいた方がよいでしょう。特典は他にもタイムセールの優先参加権などがあります。


個人的にはすっかり必需サービスとなっています。昨年の各社の運送料改定騒ぎの時にAmazon Primeの会費をよく据え置きできたなとは思っていましたが、まあ今回の値上げは仕方ないですね・・・。Prime会員はデリバリープロパイダを回避できるというような特典があれば言うこと無いのですが。


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「1.1.1.1」のCloudflareが「Warp」という無料VPNサービスを始めるそうです。 [通信・ネット関係]

1年前になりますが、Cloudflareという米国の企業が「1.1.1.1」という無料で利用できるパブリックDNSサービスを始めてくれました。IPv4だけでなくIPv6のPublic DNS Serverも公開されていて誰でも自由に使うことが出来ます。(申込不要)

インターネット回線は回線事業者(プロパイダ)が普通DNSサービスも提供してくれていますが意外にここの所で接続障害の原因になることもあり、レスポンスもあまりよくない場合がある為「パブリックDNS」を使用している方も多いでしょう。「8.8.8.8」のGoogle Public DNSが有名ですが、そちらよりもパフォーマンスが良くプライバシー保護にも配慮されていると言うことで評判になりました。「こちら」でも簡単に紹介していますので併せてお読み頂ければ幸いです。

これまでは iOS 機器で利用しようとすると自分でするしか方法がありませんでした(特に難しいわけでもないですが)が、昨年の11月にiOSとandroid用に簡単にサービスを利用する為のアプリがリリースされました。その事自体は知っていたものの特に現状に不満も無かったので入れていなかったのですが、Cloudflareが新たに「Warp」という無料VPNサービスを始めるというニュースを知り、「1.1.1.1」のアプリをインストールして事前申込しておくことがそのサービスを利用するために必要とのことでしたのでこの機会にインストールして使ってみることにしました。

iOS版のアプリは下のバナーをクリックしてもらうかApp Storeで「1.1.1.1」と入力して検索すればすぐにアプリが見つかると思います。(無料です。)


インストールしたらアプリを立ち上げて画面の説明を読みつつ巨大なスライダボタンをONに設定すると「VPN Configurations」のインストール許可を求められるので「Allow」をタップして認証してやるだけです。「VPN」とありますが現状はまだサービスが始まっていませんのでVPN接続されるわけではありません。今の所はDNS over HTTPSという技術でDNSサーバーへの問い合わせを暗号化して覗き見されるリスクを減らし、DNSサーバーをCloudflareの提供するものに簡単に代えることの出来るアプリだと思ってください。

実際に使ってみたところ、ping値が改善されたのかSafariやiTunes Videoなどのアプリのレスポンスがかなりよくなりました。とくにiTunes Videoは購入した作品の再生開始までの時間がかなり短くなるようです。Twitterや他のアプリでも問題ありませんしとりあえずこのまま利用を続けてみようと思います。

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街角のカフェやコンビニ・空港などでフリーのWi-Fiを提供している所も増えてきていますが、こうした公衆Wi-Fiは無防備な状態で利用することになる事が多く覗き見されたり改竄されたりというリスクがあるためセキュリティ的な問題を指摘されています。また悪意のある者が作った偽のWi-Fiアクセスポイントを知らずに使ってしまう可能性もあります。

自分には関係ないと思う人もいるでしょうが、具体的にどういったリスクがあるのかということはNortonが公開している以下のムービーを観てみるととてもよく分かります。



そこで役に立つのが「VPN(Virtual Private Network)」で、インターネット上に仮想的に専用回線を作り出して通信内容を暗号化し、そう簡単には覗き見や改竄されないようにするための仕組みです。スマホやタブレットPCで利用できるVPNアプリは既にいくつかありますが、その多くが有料サービスとなっています。筑波大学が学術研究の一環として提供してくれている「VPN Gate」は無料でも利用できますが、自分で設定する必要があります。

「1.1.1.1」のアプリから今後開始される予定のVPNサービスを利用するためには画面上部に表示されるバナーをタップして「Warp」のウエイティングリストに登録することが必要です。とはいえ費用はかかりませんし住所などの登録も不要なのでサービス開始後もし必要なければ削除してしまえばいいだけのこと。ノーガード戦法より遥かにましでしょうし特にデメリットもなさそうなので私も登録してみましたが、私がiPadで登録した時点で既に35万人、後日iPhoneの方でも登録してみたところ45万人近くが並んでいる状態でした。尚、サービスは登録した順番に開始され、7月頃には全員が利用できるようになるとのことですので別に焦る必要は無いと思います。


(参考記事)
(Internet Watch)



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映画「アリー/ スター誕生」の配信版をiTunes Storeで購入しました。 [映画]

BDなどのディスク版の発売は5月22日とまだかなり先ですが、iTunes Storeなどで配信版の販売は既に始まっています。ポスターやポストカードなど物理的な特典こそ付きませんが、僅か2,500円という価格で4K HDRにDolby Atmosという豪華な環境で視聴することができるiTunes版は、Apple TV 4Kを持っている方には歓喜の仕様でしょう。インタビュー映像やミュージッククリップ集など特典映像もたっぷり付いてきます。





この「アリー/ スター誕生」という映画自体は1937年に公開された「スタア誕生(A Star is Born)」のリメイク作品なのですが、驚くことになんと3度目のリメイクとなるそうです。オリジナル版と2作目のスタア誕生はハリウッド女優になる話でしたが、バーブラ・ストライザンドが主演した3作目から歌手として成功する話に変わり、ジュディ・ガーランド主演の2作目からは「歌」がとても重要な存在となっています。

有名カントリー歌手のジャクソン・メイン(ブラッドリー・クーパー)がコンサートの後偶然立ち寄ったバーでアリー(レディー・ガガ)のパフォーマンスを気に入り、その後聴いた自作曲の完成度と歌唱力に惚れ込んで半ば無理やり自分のステージに立たせて歌わせたことから一気にスターダムを駆け上がっていくといったストーリーですが、落ちぶれていくスターとのし上がっていくヒロインという構図はオリジナル版で使われて以来数多くの映画作品に影響を与えてきたのだそうです。

ブラッドリー・クーパーが監督兼主演男優、レディー・ガガが主演女優を務めて見事な成功を成し遂げたこの作品ですが、実は当初の企画ではクリント・イーストウッド監督で主演女優はビヨンセが予定されていたそうです。ところがその後数々の出演候補者との交渉が不調に終わったりビヨンセの降版、イーストウッドからクーパーへの監督交代などとなかなかの難産となった作品です。過去に作られてきた「スタア誕生」の全てがアカデミー賞やゴールデングローブ賞などで有力部門で高い評価を受けていたということもあり、製作にあたってのプレッシャーも相当なものだったでしょう。完成した作品を観る限りそのような経緯の影響など微塵もなく、最初から予定調和されていたかのような素晴らしい出来にしか思えませんが。

レディー・ガガの存在は無論知っていましたが、奇抜なイメージが強くてこれまでまともに音楽を聴いたことはありませんでした。素顔もこの映画で初めて見ましたが、とにかく驚いたのが彼女の歌唱力の高さ。これ程声が出せるとは思っていませんでした。この映画の前回のリメイク作品で主演していたバーブラ・ストライザンド、「Rose」「For the Boys」のベット・ミドラー、「Evita」のマドンナなど歌手でありながら映画女優としても成功した方はそう多くはいないと思いますが、レディー・ガガも間違いなくこの中の一人ですね。

この映画の中に散りばめられた楽曲はどれもとてもレベルが高く素晴らしいものばかりです。ブラッドリー・クーパーも凄い人ですね。渋い声がカントリーミュージシャンという役柄にぴったりでこれがまた上手い。テレビCMでもよく流れていた主題歌の「Shallow」はグラミー賞やアカデミー賞など数々の賞にノミネートされ、世界中の多くの国で週間チャート1位に輝いたようですが、その他にも冒頭のジャクソンとアリーの出会いのシーンで流れるガガの「La Vien Rose」(これがまた見事なシャンソン!)、ピアノ弾き語りで始まる「Always Remember Us This Way」、朗々と歌い上げる「Is That Alright?」、ラストに流れる「I'll Never Love Again」は故ホイットニー・ヒューストンを思い起こさせたりと正に名曲揃いで下のサウンドトラックアルバムの方も大ヒットしているそうです。



世界各国での賞賛ぶりから比べると同時期に公開されていた「ボヘミアンラプソディ」の方に話題性を奪われてしまったのか今ひとつ日本では盛り上がりに欠けていたようですが、こちらも是非観て頂きたい作品です。この映画はミュージカル映画ではありませんが、「ラ・ラ・ランド」「マンマ・ミーア!」など音楽を主体とした映画が好きな方には間違いなく薦められる一本だと思います。


P.S. 劇中の楽曲がほんとに良かったので結局サントラアルバムの方も買ってしまいました。



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